キングオブコント2025は、史上最多 3,449組 の芸人が参戦した過去最大の大会となりました。その中で、浅井企画所属のコントコンビ 元祖いちごちゃん(植村 侑史/ハイパーペロちゃん)は、結成から約11年目で“決勝初出場”を果たし、観客・業界ともに強い注目を集めています。この記事では、元祖いちごちゃんの結成の歩み、ネタの特長、準決勝での評価、そして決勝で見どころとなるポイントを整理します。


コンビ概要と経歴


- コンビ名: 元祖いちごちゃん(がんそいちごちゃん)
- 所属事務所: 浅井企画
- 結成年: 2014年10月(活動は約11年目)
- キングオブコント2025での状況: 決勝進出は今回が初。大会は2025年10月11日(土)夜、TBS系列で生放送予定。エントリー数は3,449組。準々決勝、準決勝を経て選ばれた10組に元祖いちごちゃんも名を連ねています。
元祖いちごちゃんはこれまでにもライブや予選などで実績を重ねており、年数をかけてネタ磨きを続けてきたコンビです。今回のキングオブコントでの決勝進出は、長い道のりのひとつの到達点と言えます。
メンバー紹介



二人とも、長年の下積み期間や複数の舞台経験を持っており、「ライブで笑いを取る」ことを何度も試行錯誤してきたことが、ネタの説得力につながっています。
ネタの特色と準決勝での評判
元祖いちごちゃんのコントには以下のような特色があります:
- シュールで予測不能な世界観
日常の風景から一歩ずれた設定、意味が分からないようで何か心に残る場面展開が多く、観客に「次に何が来るか」を期待させる構成が得意です。 - クセの強いキャラクター表現
植村の緻密な動きと間やリアクション、ハイパーペロちゃんの表情・声・声量など、キャラ同士の掛け合いが“記憶に残る”力を持っています。 - 間(ま)の使い方
セリフを言わない時間や沈黙を含む演出、観客の反応を引き出すテンポの揺らぎなど、不条理さと滑稽さを共存させる工夫がみられます。
準決勝では審査員から「唯一無二の世界観」「新しいコントの形」との評価が報じられており、メディアでも“次に来る存在”“型にはまらない芸人”としての期待が高まっています。
決勝での注目ポイント
決勝における元祖いちごちゃんの見せ場は、以下の点が鍵になると考えられます:
- 舞台の大きさ・テレビ放送での可視性
会場の照明・音響・舞台セットの広さがネタの見せ方に影響するため、細かい演技のニュアンスがテレビ越しにも伝えるかどうか。 - 抑揚とテンポの維持
予測不能で間をとるネタゆえに、テンポ感がゆらぎやすい。観客の集中が切れないよう、きれいに構成をまとめられるか。 - キャラクターの“尖り度”
どこまでキャラクターの異様さ・奇妙さを際立たせるか。「クセ」による笑いの波をどれだけ大きくできるかがポイント。 - 観客・視聴者の共感と驚きのバランス
不条理さだけでは距離を感じさせる恐れもあるため、“笑える異常さ”と“人間味”や“意外性”のバランスが鍵になります。
なぜ今、元祖いちごちゃんが注目されているのか
- 長年の経験によるネタのブラッシュアップ
結成から多くのライブ・企画・予選を回り、失敗と挑戦を繰り返してきたことが、奇抜さの中にも観客に届く“核”を作り上げている。 - ジャンル感の更新
過去のコントパターンに頼らず、シュール/非日常/キャラクター重視という今のお笑いトレンドともリンクしつつ、自分たち独自の色を失っていない。 - 話題性とストーリー
“11年目での決勝初出場”というバックグラウンドが、応援したくなる物語を持っている。他の新しいコンビとは違う“時間をかけた成長”の価値がある。 - メディアによる評価の後押し
準決勝・決勝進出発表のタイミングで「ダークホース」「唯一無二」という形容が多数使われており、その期待が世間の関心を高めています。
まとめ
キングオブコント2025は、参加組数・戦局ともにこれまでにない激戦です。その中で浅井企画所属の元祖いちごちゃんが、結成約11年を経て“決勝初出場”を果たしたことは、実力と継続の賜物と言えます。
もし決勝で彼らが本来のシュールでキャラクター性の強い世界観を、舞台・テレビという大きなスクリーンで効果的に魅せられたなら、観客・視聴者に強いインパクトを残すことは間違いありません。応援したい芸人の一組として、元祖いちごちゃんの動きから目を離せません。
参考:
キングオブコント公式サイト(TBS)
👉 https://www.tbs.co.jp/koc/
浅井企画公式サイト|所属タレント情報
👉 https://www.asaikikaku.co.jp/
お笑いナタリー|キングオブコント2025関連ニュース
👉 https://natalie.mu/owarai